あおとわたし

3人の子供がいます。まんなかのあおは、中間子あるあるなのか、発達特性か、きょうだい児(下の子がダウン症)あるあるなのか、少しこじれ中。年長から児童発達支援つかってます。

あおのみかた

夏休み、いつもはわたしだけで面談に行く発達クリニックにあおも連れて行くことになっていたので、のゆが預かりの日の朝イチに予約を入れた。初診時には「過剰に反抗的」と指摘されたあおだけど、今は予想通り、暴れたり逃げ出すことはなく、でも積極的に会話することはなくじっとしている。だんだん嫌すぎてだれていくと…という感じで、しまいには猫のように椅子の上に丸くなってしまう。

 

学校はどうー?楽しい?なんて問いかけには答えるはずもないが、「夏休み宿題出てるの?」と問われわたしが小声で、「どうだっけ?」と水をむけると、怒ったように小さい声で「出てるよ!」とささやくのだった。

 

終わったら市民プールに行くことになっていたので終わったらさっさと歩き出し、自転車に乗ったところで「どうしてじぶんでおはなししないのー?先生、あおの味方だよ」と言ってみると、勢いよく「敵だよ!」と言う。「『みかた』っていうのは、家と学校と幼稚園とかだけ!」と。学校が「みかた」だと聞けて本当によかったと思いつつ、「え?体操(療育)は?ロボットは?パルクールは?」などと言ってみたら「そういうのは『ともだち』だけど、今日のみたいのは『てき』!だからああやって隠れてるの!」とはっきり、主張された。自分をジャッジしてくる大人には驚くほど敏感なので、まあそうなのかなと思いつつ。とりあえずやっぱり、家も幼稚園も学校も味方だと言ってくれてホッとする。

 

ちなみに、先生は敵どころか物凄く心強い味方であるのはもちろんで、あおが「置いてくるべき着替えをいつも持ち帰るのでヤドカリみたいにみんな持ち歩いてる」とわたしが言うと、「どうして置いて来れないのかな?」と聞いてくれ、その時だけはあおが「リュックの中が暗くて見えないんだ!」と主張すると、「リュックの中は何色?」とさらに聞かれる。「中は黒くて筒形の大きいリュックです」というと「中に明るい色で内張をして見えるようにして、着替えの袋も黄色とか置いてくるものはこれと決めて。」と言う。見えるようにしたらきっと忘れない。道具の調整で改善できることなら、本人ができないと毎日叱られるより、調整してできるようにした方がいい。これが環境調整というものか!と、目から鱗が落ちたのだった。おいてくる!と大きくメモをつけたりしていたけど、それだって字が目に飛び込めば自動的に意味を捉えられるわたしの感覚での手助けだった。いつでもこのエピソードを覚えて環境調整できないか考える癖をつけたいなと、心から思う。それは決して甘やかし、でも、過保護、でもないのだから。だからじつは、先生はすごいプロで、すごい「味方」なんだけどね。それを彼が理解する日が来るかその前に通わなくなるか、まだそれはわからない。

 

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