あおとわたし

3人の子供がいます。まんなかのあおは、中間子あるあるなのか、発達特性か、きょうだい児(下の子がダウン症)あるあるなのか、少しこじれ中。年長から児童発達支援つかってます。

冬の川で遊ぶ

久々の自然体験学校。本当は家族みんなで行く予定だったけど、修学旅行から帰ってきたばかりのかりんが全く起きない上に運転役のおっとも残業続きでゾンビみたいだったので、急遽わたしが下2人を連れて電車で行くことにした。電車の中で、のゆのお気に入りの絵本『あかたろうの1.2.3.の4.5.6』と『おばけのてんぷら』を読み、あおの『たくさんのふしぎ』の海の生き物の本を読んだ。途中車窓から富士山がくっきり見えた。駅に着いてバス停に行くと自然学校に参加する中学生親子と、むすめは不参加だけどハイキングしたいと参加した古くからのママ仲間がいて、おしゃべりに花が咲く。バスではあおものゆも、一番後ろの席でぬいぐるみのようにぺたっと座って大人しくしていた。

 

河原へハイキングというのは、大きな川の河川敷に行くという意味かと勝手に思っていたわたし、替えの靴も長靴ももたず、それぞれのこどもに着替え1セットの支度。そのことを、石ゴロゴロの河原に着いてすぐ後悔することになる。

 

そこそこ大きいお兄さんたちの会に混じっているあおは、全くじぶんが「おみそ」だとは思っておらず、彼らが「向こう岸に行くために石で橋作ろう!」というと率先して重い石を運び、川に投げ込み、徐々にズボンの裾も靴も濡れていき、結局靴も足も氷のようになってしまった。「寒い。冬眠する」と言ってシートにまるくなるも、橋ができたら呼んで!と言ってズボンを着替えようとしないので余計冷えていく。結局、うまく堰き止めすぎて水が岸の方に溢れていくという事態になり橋作りは中止になった。水が迫る岸から退避して小高くなっているところでみんなでお弁当を食べた。あおはおにぎり2つに唐揚げというお弁当を食べても足りず、持っていたあらゆるお菓子と頂き物のゼリーやおせんべを食べ、その後は言うことが「寒い、冷たい、歩けない」のエンドレスループとなったので、早めに切り上げて足湯に寄りましょう!とスタッフさんが言い、あおはビニール袋を履いてから濡れた靴を履くという森の幼稚園スタイルで、なんとか出発したのだった。

それでもしばらくするとビニールはずれたり擦り切れたりし、靴を脱ぎ靴下で歩いていると靴下の裏が穴があくというよりほとんど穴そのものになって、もう歩けない倒れた、と言って、気づいたらスタッフさんにおんぶされていた。ちびっこたちの自然学校ではこうはいかないよ〜今日は小さい子の立場だから甘えてるわ〜!と思うわたし。いいんですよいいんですよーとにこやかなスタッフさんに甘え、足湯まで運んでもらう。(大きなお兄さんたちは、早く学校に帰って河原で拾った石を磨く、と言って足湯に寄らず先に戻って行った)。

 

温泉施設の庭先で無料開放されている足湯にこどもたちの裸足の足をつけると、白かった素足がみるみる赤みを帯びていき、のゆはニコニコして座り、あおもすぐ元気になって喋りながらラムネの袋を出して食べたり、まくったズボンを濡らさぬよう慎重に反対側に移動したりしている。わたしも試しに一緒にやると、そのあと歩いている時も、というかもう帰宅するまで、ずーっと足が暖かかった。

 

流石にここからの帰り道、もうおんぶは頼めないと、あおをのゆのベビーカーに乗せ、のゆを歩かせることにする。大人の足で15分というが山の中の道路沿い…なんだかかなり遠かった。山の中の階段あり、坂道あり、吊り橋あり。のゆに、歩くという筋トレをしてほしいわたしとしては願ったにかなったり。ご機嫌で歩いては途中で突然道の端にちょこんと座るのゆを、スタッフさんもお母さんたちも見守ってくれて、あおはわたしにベビーカーを押されて色々おしゃべりして、のゆはみんなに囲まれてキャッキャッと笑い声を響かせながら、歩ききったのだった。

 

さて帰りはどうしよう、裸足で帰るわけにもいかず、スリッパでも借りて帰るか?と思いながら、昼頃から状況をLINEして迎えに来れるか打診していたのでおっとがかりんをつれて車で迎えに来てくれた。もう裸足でいいね!と安堵する。こんな機会もなかなかないので、さっきの足湯のところで温泉に寄って行こうか?と思ったけど実は足がその時もポカポカしていたので、まあいいか…!となり、そのまま帰宅した。足湯はすごい。冷えて帰った時にのゆにはやっていたけど、わたしはこれはむしろ防寒として、寒い日に出かける前に実践しよう、と思ったのだった!


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