あおとわたし

3人の子供がいます。まんなかのあおは、中間子あるあるなのか、発達特性か、きょうだい児(下の子がダウン症)あるあるなのか、少しこじれ中。年長から児童発達支援つかってます。

まちぼうけ。

その日はあおがプールの日なので学童によらず、掃除をしたら帰ってくるあおを駅で捕獲しておやつを食べさせプールに送り込む、というミッションなので、かりんの卒業関係の係の仕事を早めに抜けて駅で待ち伏せていたけど一向にGPSが動かない。そういえば帰りの会できょうの振り返りを書くということを始めるから少し帰りが遅くなりますと、保護者会で言っていた。プールまでは1時間以上あるのであおがきたらどこかでおやつがてら、わたしはお昼を食べようと待っているが全く来ない。買ったばかりの認知行動療法と子育てのハウツー本をゆっくり読むことにして、駅の中の椅子に座っていたけど、あまりにも遅い。居残り遊びの時間を過ぎてもGPSが動かなかったら学校に電話しよう、と思ってスマホを見ながら遅いお昼を済ませるためにおにぎり屋さんに入って、季節のおにぎりを食べる。結局プール直前にGPSが動き、改札の近くで待ち伏せているとふつ〜の顔であおが歩いてきた。「あお!」と声をかけ、「…何かあった?」と聞いてみると、「…なにも?」ときょとんとした顔。「もう、プールはじまるよ?」と聞くと、「ああ〜〜〜」と言って、「待ち構えて居残り遊びしてきちゃった」という。もうおやつ食べる時間ないよ!とプールに送り込んだのだった。

 

そして週末を超えた平日。またまた駅で待ち合わせの日、その日はのゆも一緒なので急いで用事を済ませてデパートのこどもトイレでのゆのトイレを済ませたけど、やっぱりGPSが動かないので屋上で少し散歩する。なかなか動かないGPS。その日は居残り遊びの時間も過ぎていたのでこれはまずいかと思うころ、やっとGPSが移動開始した。慌ててのゆを連れて、駅まで急ぐ。いつもなら図書館に寄る時間もあるのにと連続な待ちぼうけに呆れてしまうけど、本人に聞いたら「みんなで図書室にいて、時間過ぎてるの、気づかなかった。」というのだった。それで、どうやって気付いたの?と聞くと「Aが、あー!やばい!時間過ぎてる!って言ってみんなで教室に戻った!」と。「なんで?」と聞くと「カバンが教室にあったから」と。そしたら先生がいて、時間過ぎているのにカバンがあるあおたちを探していたらしく、「あーいたいた」となって少し「お話」があったのだそうだ。

 

どうしたら時間がわかるのかなー、と話し合うも、なかなか難しい。図書室に入った時に先生に、「〜時に帰らなくては行けないので時間になったら教えてください」って言ったらどう?というけど「それはむり」なんて言う。これはいよいよ、本人が希望していたチャチな腕時計を持たせるしかないのか。

待ちぼうけが2日続いたものの、許可制の携帯を持たせてもおもちゃにするかしまいっぱなしかのどちらかだと思うと持たせる気にもならないので、どうしたものかと頭を悩ませつつ、、、「あ!時間過ぎてる!」と男の子が慌てて叫び、みんながそれについて走って行くのを想像するとなんだか可愛くて、まあ無事で良かったか、と思ってしまうのだった。