あおとわたし

3人の子供がいます。まんなかのあおは、中間子あるあるなのか、発達特性か、きょうだい児(下の子がダウン症)あるあるなのか、少しこじれ中。年長から児童発達支援つかってます。

あお、ドラムをたたく。


あおはもう1年くらい、音楽の話題になると「ドラムをやりたい!」と言い続けていたので、ついに年末に教室を探して、昨日はドラム体験に行ってきた。「こどもむけレッスンの講師」を想像していたら、ジャズバンドの演奏者みたいな三揃い(というの?)を着た小太りのおじさんが立っていてびっくりしたけど、その人の手にドラムスティックがあった。
なんでドラムに興味を持ったのかと聞かれて、(音楽に合わせて動くのが得意で音楽が好きだけどじっと座らないのでピアノって感じでもなく、ちょい本格的なダンスに行かせたら2回で嫌だと言われ、リトミックを続けたかったけど日本は大きい子のリトミックがあまりないし、でも何かやらせたい、どうしたものかと思ってた時…)という背景は省略して、「ドラムなんかいいんじゃない?って誰か言ったのかもしれません、それで動画観たり…?」と言うとあおが「違う!」とキッパリと言う。なので、きっかけは不明。
先生は、「自分も、このくらいの時にドラム叩くって決めてましたよ。いつかあれをやるって。実際始めたのはもっと遅かったけど。そう言う感じもしれませんね。」と、そこはかとなく嬉しそうだった。まあたしかに、あおはそういう直感みたいなものは割といい方だ。
その後30分、先生の話を真剣に聞いて真似して、集中切れることもなくやり遂げた。リズム感のないわたしは、ドラムだけ叩いてどのくらい楽しいもんなんだろうと思っていたけど、最後に曲に合わせて叩かせてもらっていた時はものすごく楽しくて、これはいい!とすっかり盛り上がる(心の中と、拍手と、体で)。あおは、スタジオを出てから、絶対また来る!と言って、ノリノリで、あらゆるものを叩こうとするので抑えるのにキレそうになりながら、入会手続き。2月から月に2回、通うことになった。

 

翌朝、先生からメールがきた。「あおくんはとてもドラムがお好きなようですね。自分が小さかった頃を思い出します。足も使ってみたい気持ちがあって、それを動作で表現しているのが印象的でした。きっと上手になると思いますので、頑張ってレッスンしたいと思っています。」と書いてあって、なんだかとても嬉しかった。人が良さそうな、まだこの教室は新人で営業は下手で…とアセアセしながら、手続き間違えながら、たまたまいたちょっとイケメン風の若い講師に何度も質問しながら手続きしてくれた先生なので、誰を見ても良いふうに思う方なんだろうとおもうけど、それでも嬉しい。悩みが多いあおだけに、ちょっとでも彼を認めてくれる大人に出会うと、わたしは感動してしまうのである。

本人が好きだと思うことたくさんで、生活を埋め尽くしてあげたい。学校も楽しそうな学校を選んだ。それでもやらなきゃいけないことややりたくないこともあるだろうけど、放課後や休日、勉強がきつくなさそうな分、愉しくしたい。一年頑張って練習して、サンタさんにドラムセットをもらおうかと話しながら帰宅した、気の早い帰り道だった。