あおとわたし

3人の子供がいます。まんなかのあおは、中間子あるあるなのか、発達特性か、きょうだい児(下の子がダウン症)あるあるなのか、少しこじれ中。年長から児童発達支援つかってます。

あおを追跡する

16日(月曜日)

のゆのピアノの体験レッスンで先生が来ていて、駅に着くのが遅くなってしまったら、いつもの待ち合わせ場所にあおがいない。GPSでさっきついていたのに、と画面を見ると、少し移動しているようす。待ちくたびれて先に行っちゃったのかなと思うけどそんなことは今までなく、よく見てるとだいぶ移動が早いので、待ち合わせを忘れて帰宅のバスに乗っている!と判断してバスルートをおいかけた。今日はドラムの日なので家に戻ってしまうと間に合わない。たった30分のレッスンなので出直したら終わってしまうだろう。次の停留所は百貨店の前で、バスがよく溜まるので運が良ければ追いつける。案の定、目当てのバスが思い切り斜めにバス停に止まり、まだ発車する前だった。

 

走っていくと窓の外を見ているあおとパチ、と目があった。いつも左側の窓側に座る癖が功を奏した形。「おーい!ドラム!次で、降りて!」とジェスチャーで示すと、「ハッ」とした顔で弾かれたように立ち上がり、降車ブザーを押すけど、もう扉は閉まっていて開かないので、わたしは次の停留所に向かった。バスはところどころ信号で止まるので、わたしが追いつく。次の停留所まで抜きつ抜かれつ、進んだのだった。先についてスマホをみると、ママ友からラインで、「いま、あおたんと一緒にバスだよ!」と入っていたので、「ドラムなのに間違えて乗ってるの!」と伝えると「え?え?声かける?」と返事。次の停留所では自分で押したブザーでバスがとまり、停留所にはわたしもいるのに、サッサと降りてこないのを、彼女が後ろの後ろの席から声をかけて降ろしてくれ、そのせいかなんだかバス中の人々に見守られながら、ステップを降りてきたのだった。